Rosemary のフォトアルバム
2012年8月から12月まで、Paris に滞在したときの写真を集めてみました。
素敵なドームのヴァル・ド・グラース教会♪~~~10月23日 [観光♪]
ヴァル・ド・グラース Val-de-Grâce
今日は、授業が始まるまで、ヴァル・ド・グラースを見学してきました。
軍医関係の博物館自体はちょっとマニアックなところもありますが、ドームの教会は1645年に起工されたフランスの代表的なバロック建築だそうで、とても素晴らしかったです。
ここの教会は、ルイ13世の王妃、アンヌ・ドートリッシュ la reine Anne d'Autriche が建てたもので、ちょうど三銃士の頃・・・
ドーム内側の17世紀のクーポールには、ミニャールの有名なフレスコ画がありました。
写真をたくさん載せてあるので、ちょっと重いです。。。
ここの教会 Église du Val-de-Grâce は、フランソワ・マンサールの作で、バシリカとドームを組み合わせた円蓋式バシリカが特徴なのだそうです・・・
ローマのサン・ピエトロ寺院を真似て建設されたのだとか・・・
今は、この裏側の広い区域に大きな国営の軍病院 Hôpital Militaire du Val-de-Grâce があり、よく政府や外国の要人などが訪れるそうです。
教会の前庭へ・・・
キョロキョロしていたら、軍関係の制服を着た人に声をかけられました。
博物館への入口を教えてくれたのですが、制服組の人がチラホラと・・・
他の教会やミュージアムなどとはちょっと雰囲気が違いました。
正面は、ヴァル・ド・グラース教会 Église du Val-de-Grâce
この教会の入口は、ミサやコンサートの時以外は閉まっているようです。
ヴァル・ド・グラースの博物館に入るには、有料の入口が建物の右側に回り込んだところにあります。
建物の中に入る前に見た景色・・・
中の事務所のようなところで5ユーロ払うと、奥に通されました。
軍事&医療関係の展示室もあるのですが、それは後回しにして・・・
廊下の奥に部屋がありました。
奥の部屋
展示物
ルイ13世と王妃アンヌ・ドートリッシュの絵がありました。
通路を進むと・・・
中庭が見えました。
通路の奥の方にトイレの表示があったので、見てみました。
ヴァル・ド・グラースのトイレ
シンプルで清潔なトイレでした。
タンクの上にある金属製のボタンを押して水を流します。
このタンクの蓋は、このボタンで固定されているため、簡単には開けられません。
(アパルトマンのトイレと一緒です)
洗面所は、石鹸も温風乾燥機もありました。
上に上がると、アンヌ・ドートリッシュの絵がありました。
ガラスに覆われていて、光が当てられているため、反射して見づらいですけど・・・
王妃アンヌ・ドートリッシュ la reine Anne d'Autriche
ルイ13世の王妃、アンヌ・ドートリッシュ la reine Anne d'Autriche は、長いこと子どもができなくて、願掛けをしてやっと結婚23年目に懐妊したため、お礼に聖母マリアに捧げるこの教会を建てたのだそうです。
でも、一説によると、ルイ13世夫妻は夫婦仲が良くなく、だから子どもに恵まれなかったとか。。。
後にルイ14世となった子は、ルイ13世の子?っていう話もあるらしくて。。。
ちなみに、アンヌ・ドートリッシュとイギリスのバッキンガム公爵との関係が!!!で、王妃が公爵に送ったダイヤの胸飾りを宰相リシュリューの手の者が盗んだ、とやらの話を、「三銃士」の映画で見たことが。。。
アンヌ・ドートリッシュは、晩年をこの場所で過ごしたそうです。
絵を見ながら進んだ先には・・・
ヴァル・ド・グラース教会ドームへの入口
明かりは上部、丸天井から・・・右手に祭壇・・・
正面にはパイプオルガンが見えています・・・
サン・ルイチャペルの解説
(クリックすると大きくなります)
中に入ると、こんな祭壇がありました♪
ヴァル・ド・グラース教会 ドーム下
(祭壇は、丸天井 la coupole の真下よりは少し奥にあります・・・)
丸天井は、祭壇より少し手前にあります・・・
レリーフがすごくて圧倒されました。。。
バロックの特徴?・・・
ドーム内側”丸天井 la coupole”に描かれたフレスコ画
フレスコ画 La gloire des Bienheureux 1663 ミニャール Pierre Mignard (1612-1695) 作
三位一体の栄光を表し、周りには聖者、殉教者、王族など、合計200人以上の人物が描きこまれているのだとか・・・
丸天井 la coupole のフレスコ画 La gloire des Bienheureux (The Heavenly Glory)
フランスにただ一つ現存する、17世紀の丸天井だそうです。柱や天井にはレリーフ relief が・・・
閉ざされた奥にパイプオルガンが・・・
ヴァル・ド・グラース教会のパイプオルガン
聖王ルイ Saint-Louis - ルイ9世 Louis IX
祭壇の裏側に入り込むところに、墓碑がありました。
ドーム部分のチャペルから、一般の参会者席のあるところへ・・・
天井のレリーフ
教会内部からドームを見ると・・・
こちらも、レリーフが・・・
ドームに近づいていって・・・
教会部分を出て、展示室の方へ行ってみました。
こちらは、病院、それも戦傷病者を治療し続けてきた歴史があるようで、それらの展示品がありました。
戦争で傷つき、失われた体の一部の修復など・・・
鼻や口が酷く損傷した後を、目立ちにくいように整形するところなども・・・
ショックで見られない人も多いと思いますが、こういう風に技術が磨かれてきたんだなと、私は感心しました。
戦争で生き延びても身体が大きな損傷を受けてしまった、そんな人たちを救い続けてきたのだと・・・
身体検査
ヴァル・ド・グラースの公式ホームページは、トップページに写真はないですが、オルガンの説明やオルガニスト、イベントの情報などが見られます。
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